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まつ毛を植毛で増やす!くわしい方法とメリット・デメリット

「まつ毛の量が少ない」という悩みを解決してくれる手段は、いくつかあります。例えば、つけまつ毛やまつ毛エクステなどが、その代表的な例です。実際に利用している方も多いことでしょう。それでは、まつ毛も髪の毛のように植毛によって増毛できることはご存じでしょうか?

ここでは、まつ毛の植毛について、どのような技術か、どんなメリット・デメリットがあるのかを紹介します。

まつ毛を手術で増やす「まつ毛植毛」とは?

外科的な処置によってまつ毛を植え付け、定着させる「まつ毛植毛」。主に美容外科などの医療機関で取り扱われているこの技術は、どのような技術なのでしょうか。まずは、概要から紹介します。

「まつ毛植毛」ってどんな技術?

まつ毛植毛は、毛根がついた頭髪(ドナー)を患者本人の頭から採取し、医療用のニードルを使って植え付ける、外科的手術です。植毛されたまつ毛は、生着すれば自分のまつ毛となり、抜けても再び生えてきます。植えた毛がどのぐらいの割合で生着するかには個人差がありますが、多い場合には90%を超える毛が生着し、自毛と同じサイクルで生え変わるようになります。

出血をあまり伴わず、傷跡が残りにくいのが特徴で、美容目的で受ける人も多い施術です。

まつ毛植毛はどんな人におすすめ?

次のような悩みを解決したいと考えている方は、まつ毛植毛が向いているといえます。

・火傷や病気などでまつ毛が生えてこなくなった
・まつ毛の量や長さが物足りないため、ボリュームを増やして目元を強調したい
・マスカラなどのアイメイクにかける手間や時間を省きたい

まつ毛の植毛は、無毛や脱毛の治療に活用できるだけでなく、素顔でも理想的な目元を手に入れるための美容処置としても、検討する価値がある技術なのです。

まつ毛植毛の具体的な施術方法と経過

次に、まつ毛の植毛は具体的にどのような手順と手法で行われ、術後にはどのような経過をたどるのかをみていきましょう。

中見出し:まつ毛植毛手術の手順
まつ毛の植毛手術は、一般的に次のような手順で行われます。

【まつ毛植毛手術の例】
麻酔:静脈麻酔・点眼麻酔・局所麻酔など
所要時間:60~90分程度

(1)ドナー採取
頭髪を頭皮ごと切開して採取し、切開部分を縫合します。採取する範囲の大きさはクリニックによって異なりますが、一般的には術後の傷跡がほとんど気にならなくなる程度です。※比較的少量の毛髪を、頭皮を切らずに採取する手法もあります。

(2)株分け
採取した頭髪を、毛根ごと1本ずつに分けます。

(3)植え付け
専用のニードルを使い、毛髪を1本ずつまぶたのラインに沿って植え付けます。

(4)抜糸
術後7日~10日ほど経過したら、頭部の縫合部分の抜糸を行います。※抜糸の必要がない溶ける糸を使う場合もあります。

一般的な術後の経過

植毛後、数週間~数ヶ月たつと、植毛したまつ毛は一旦抜け落ちます。これは、植え付けたまつ毛が正常な生え変わりのサイクル(ヘアサイクル)に入ったことを示す現象です。さらに数ヶ月経過すると、抜け落ちたまつ毛は再び生え、長く濃く成長します。

患部の腫れはどのぐらい続く?

まつ毛の植毛手術を受けた後は、患部に腫れが生じるのが一般的です。腫れが引くまでの期間には個人差があり、数日で沈静する場合もあれば、2週間ほど強い腫れが残ってしまう場合もあるようです。

メイクはいつからできる?

術後のメイクは、アイメイク以外は当日から可能です。アイメイクは、術後1週間後から可能としているクリニックが多いようです。ビューラーやまつ毛パーマは、術後1カ月は控える必要があります。

まつ毛植毛を受ける際の注意点

まつ毛の植毛手術を受けるときには、次のようなことに注意する必要があります。

【術前の注意】

・手術前に洗髪をする
手術直後から3日間程度は、患部を濡らせないため、洗髪ができません。術前に洗髪をしておく必要があります。

・メガネやサングラスを用意する
術後数日はコンタクトレンズが使えないため、メガネを用意します。また、術後の腫れを隠すためのサングラスも用意しましょう。

・車やバイクを運転しない
腫れで視界が狭まるため、帰宅時の安全を考えて運転せずに来院しましょう。

【術後の注意】

・当日はゆっくり休養をとる

手術当日はゆっくりと休養します。心拍数が上がる運動などをすると、植毛したまつ毛が抜け落ちてしまうことがあります。飲酒も控えましょう。

・数日間は目の周りの洗顔不可
手術後、数日間は目の周りの洗顔が禁止されます。

まつ毛植毛後のセルフケア

まつ毛の植毛を行った場合、植毛後のまつ毛は定期的なセルフケアが必要となります。

自毛を植毛した場合、植毛後の体毛は、採取元の体毛の性質を受け継ぎます。まつ毛植毛では、ほとんどの場合、採取するのは頭髪です。そのため、植毛したまつ毛を放置すると、もともとのまつ毛と比べるとかなり長く伸び続けることになります。まつ毛の長さがあまりにも不揃いで不自然になってしまわないためには、伸びすぎた移植毛をカットして、揃えてあげる必要があるのです。

また、せっかく植毛したまつ毛を健やかに保つためには、まつ毛の生育環境を整えることも大切です。まつげ美容液などを毎日のケアに取入れるとよいでしょう。

まつ毛植毛のメリット・デメリット

まつ毛植毛は、半永久的にまつ毛を増やすことができる、まつ毛で悩む人にとってはありがたい技術。まつ毛植毛がもたらすメリットは、たいへん素晴らしいものです。ただし、デメリットが全くないというわけではありません。まつ毛植毛のメリット・デメリットについて、それぞれみていきましょう。

まつ毛植毛のメリット

まつ毛植毛の主なメリットは、次のようなものです。

メリット1:半永久的な効果
ある程度の期間がたてば取れてしまうまつ毛エクステとは違い、まつ毛植毛は、植え付けた毛が生着しさえすれば、その後は半永久的に植毛したまつ毛が生え変わり続けます。定期的に植え直す必要はありません。

メリット2:仕上がりが自然
まつ毛植毛は1本1本毛を植え付けていくため、自然な仕上がりになるよう、間隔や向きなどを細かく調整できます。植え付けるため、至近で見ても不自然ではありません。

メリット3:メイク時間の短縮
まつ毛を植毛して素の目元にボリュームを持たせることによって、それまでアイメイクにかかっていた時間を短縮できます。

メリット4:素顔に自信が持てる
地まつ毛にボリュームが出ることによって、ノーメイクでも目元が華やかになり、素顔に自信が持てます

メリット5:地まつ毛の量に関係なくできる
まつ毛エクステは、地まつ毛が少なすぎると付けられない場合があります。まつ毛植毛は、地まつ毛の量に関係なく、まつ毛を増やすことができます。

メリット6:コストが削減できる
まつ毛エクステの平均的な持ちは、1カ月ほどだといわれています。1回にかかる費用は安くても、月に1度メンテナンスを行えば、大きな負担です。

まつ毛植毛の施術費用は、クリニックによって幅があるものの数十万程度です。半永久的に効果が続くことを考えると、エクステと比べて長期的なコストが抑えられる場合が少なくありません。

まつ毛植毛のデメリット

まつ毛植毛には、次のようなデメリットもあります。後悔しないためには、メリットと十分に比較して、手術をするかどうかを検討することが大切です。

デメリット1:術後しばらく腫れる
上でも説明したとおり、まつ毛植毛をすると、術後数日から長ければ2週間もの間、強い腫れが続きます。この間、仕事の休暇を取らなければならなかったり、外出時に隠さなければならなかったりと、不便が生じる可能性があります。

デメリット2:高額である
長期的にエクステをつけるのと比べると低コストになる可能性があるとはいえ、まつ毛植毛の費用は決して安いものではありません。費用対効果をよく検討する必要があります。

デメリット3:もともとのまつ毛と毛質が異なる
植毛されたまつ毛は、ドナーである頭髪の性質を持っています。そのため、もともとのまつ毛と比べて、上まつ毛はやや下向き、下まつ毛は上向きがちになる傾向があるといわれています。

まとめ

まつ毛植毛には、次のような特徴があることを説明しました。

・患者自身の頭髪を採取して毛根ごと植え付ける外科手術である
・植毛されたまつ毛は生着すれば半永久的に生え変わり続ける
・術後は腫れが続いたり、入浴やメイクに制限が生じる
・植毛されたまつ毛はもともとのまつ毛よりも長く伸びるため、カットが必要

また、メリット・デメリットもそれぞれあるため、手術を決める前に、しっかりと医師と相談し、十分に検討することが大切です。